年末年始に商品のプレゼントキャンペーンを行った。新聞広告、Yahoo!バナー広告、懸賞サイト、自社サイト、自社会員向けメールマガジンで集客し、自社サイトのみで申し込み受け付けをした。

申し込み総数は予想を上回り、自社サイトのページビューも上がって、商品の売り上げも好調だった。

キャンペーンの認知経路を申し込み者のアンケートで調査したところ興味深い結果が出た。

1位:Yahoo!バナー(37%)
2位:自社サイト(28%)
3位:自社メールマガジン(21%)
4位:新聞広告(5%)
その他(9%)

Yahoo!バナー広告の集客力は強い。しかしながら価格も高い。新聞広告も価格が高いがウェブの集客には難しいという結果になった。一般認知には貢献しているとは思うが測定が出来ていない。意外に効果的だったのが自社サイトと自社会員向けメールマガジンだ。

ネットイヤーの佐々木氏によれば、コーポレートサイトの第一世代は情報提供だった。第二世代になるとコンテンツを充実し、ユーザビリティを重視したブランディング、プロモーションのサイトになった。現在は大半がここだ。我が社のサイトもそうである。そしてこれからの第三世代のコーポレートサイトはマーケティング戦略、活動の中核になる。それはユーザや外部サイトと連携し、「自社メディア化」することだ。

まったく同感である。自分もコーポレートサイトは、単なる企業発信のコンテンツの寄り集まりではなく、日々更新され、再訪問したくなるようなきちんと編集されたサイト、つまり「自社メディア」にしようと力説している。

今回のキャンペーンの結果は図らずも、自社サイト、自社メールマガジンが集客の50%となり、自社メディアとしての媒体価値の可能性を実証することになった。