頭がいい人の習慣術/小泉十三 ★★★☆☆

この本は「プレジデント」誌でも読む感覚で読むと良いでしょう。自分がこれだと思ったハウツーは試してみて吸収すれば良いです。そして自分なりの仕事術をつくるのです。小泉十三さんは、1956年生まれ、早稲田大学文学部を卒業後出版社で実用書などの編集に携わった後独立して現在は執筆活動をしているということ。もしかすると早稲田のキャンパスですれ違っていたかもしれません。

参考文献を見ると、押出しファイリングで有名な野口悠紀雄さんの「「超」整理法」や、「続「超」整理法・時間編」、林望さんの「知性の磨きかた」、東谷暁さんの「困ったときの情報整理」、立花隆さんの「「知」のソフトウェア」(書評)、堀場雅夫さんの「仕事ができる人できない人」、ユージン・グリースマンさんの「成功する人の時間術」和田秀樹さんの「「頭のいい人」のしくみ」「他人の10倍仕事をこなす私の習慣」、糸川英夫さんの「驚異の時間活用術」といった本があがっています。これらの実用書のエッセンスをまとめたような本なので便利です。

では、この本から私がピンと来たものを私なりにまとめてみましょう。

1)80点主義

学校じゃないのだから、ビジネスの世界は80点で十分。100点を追求するのは時間と労力の無駄というわけです。若い人はどうしても100点満点を目指してしまい、融通が利きません。80点でがまんしてどんどん解決していった方が仕事はかどるのです。

2)優先度をつける習慣

仕事を始める前に今日のスケジュールをチェックして、やることの優先度を決めましょう。優先度を決めるときは、「やらないこと」から決めていくのがコツです。帰る前に、明日の仕事をチェックしておく。優先度を決めることで仕事は効率的にはかどり、時間が節約できるのです。

3)パソコンにのまれない

メールは時間を決めてチェックしましょう。1日に数回でいいのです。パソコンは作業を増やします。作業は仕事をしている気にさせます。しかし作業では頭を使うこと、考えることができません。無駄に時間を費やしているのです。例えば、古いファイルをフォルダを作って整理して1日を使ってしまった体験はありませんか? パソコンで作業することはやめて、手で紙に書いてみることを勧めていますが、賛成です。また必要な情報を詰込んで、外出して歩きながら考えることを勧めています。歩くことで脳が刺激を受けて、アイデアが浮かぶのだそうです。これも納得です。




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