2008年6月7日、新生SoulSwitch Vol.4「夢の漂泊者〜小泉八雲、旅路の果てに」を原宿エクスレルムで見る。

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の作品を、八雲ゆかりの地松江出身の佐野史郎さんが朗読し、高校の同級生のBOWWOWのギタリスト山本恭司さんがエレキギター1本でBGM演奏するというライブ朗読イベント。

八雲の生涯を追う物語は八雲の代表作「耳無し芳一」でクライマックスを迎え、佐野さんの語りはぐいぐいと物語のイメージの世界へ引きずり込んでいく。

山本恭司さんのギターはさまざまな色合いの音を奏で、物語のイメージに彩色する。

朗読がこんなにも芝居になるなんて。

目を閉じるとくっきりと、暗い墓地で琵琶を奏でながら鬼気として語る芳一の姿が見えた。