「WAIS JAPAN 2009」に行ってきました。

基調講演は、ホンダのWebマスター渡辺春樹さん。

広告宣伝に使うmediaには
1)広告出稿(Paied media)
2)パブリシティやCGM(Erned media)
3)自社メディア(Owned media)
がある。

昨今の経済状況では「広告出稿(Paied media)」は経費削減の対象となり厳しい。一方で「CGM(Erned media)」はコントロールができず、やり方次第では炎上などのリスクも高い。「自社メディア(Owned media)」こそが鍵を握っており、基本に忠実にしっかりやれば、高い成果が出て投資効果も高い。

Webサイトのアクセス解析やユーザーアンケートを駆使すれば、市場動向、顧客動向、さらにはマス広告の効果測定まで可能である。Webは唯一効果を数字で把握できる媒体である。

またホンダではメールマガジンを顧客とのコミュニケーションツールとして活用し、実際に売上貢献している。

渡辺さんは、Webマスターの仕事をこう定義しています。
1)編集長
2)品質保証
3)顧客お問い合わせ窓口
4)マーケティング研究所
サイトの責任を持ち、品質、セキュリティを保証し、メールマガジンやWebお問い合わせの窓口となって顧客のダイレクトな声を聞き、さらにそれだけでなく、新しいマーケティング手法を研究開発する。

まったく同感です。企業サイトのポジションが上がってきていると思います。

株式会社デジタルワンの講演では、ECサイトの構築を事例に、「3C分析」の重要性が説かれました。メーカーでは製品企画において徹底した3C分析がされているものです。一方Webサイトはどうでしょうか?

・ターゲットの顧客を正しく知っているか、顧客の行動、気持ちを理解しているか?
→徹底することで曖昧なペルソナではなく実在の人物で「ジツザイ化」させて観察する
・競合のサイトをどれだけしっかりと調査研究したか?
→サイトだけでなく、リアル部分も徹底調査する
・自社の強みをきちんと把握しているか?
→サイトの中に散りばめて、きちんとアピールする

最後はユーザビリティコンサルティング会社のビービットの遠藤さん。顧客視点の重要さを事例ベースにワークショップを交えながら解説しました。これについては、改めてレポートします。

まる一日、いろいろな講演を聞きましたが、手を抜かずに「顧客視点」で「基本」をしっかり行うことが何よりも重要であることを再認識させられました。

●WAIS
http://www.wais-japan.com/