ルールはきちんと議論をして明文化するべきです。明文化しないで暗黙のルールにしておくと、形骸化して守られなくなったり、逆に違う意味でタガをはめるのに使われたりするからです。

なぜそのルールが必要で、どういう経緯でルール化したかという事もきちんと残しておくべきです。ルールは作った当事者がいなくなっても、残るものだからです。理由と経緯がはっきりしていないとやはり、形骸化したり、タガをはめるのに使われてしまいます。

そして、ルールは、常に見直すべきなのです。時代はどんどん進み、ルール自体が時代遅れになってしまうことは多々あります。それなのに時代遅れのルールに縛られて、新しいことができなくなってしまったり、非効率なことを続けてしまったりします。

ルールを変えるのは大変です。関係者を集めて、議論をして、評価し、明文化して、承認をうける。賛否両論が出て紛糾するかもしれません。考えただけでも面倒です。

しかしここで、時代遅れのルールをそのまにしておくと、それが病巣になってしまうのです。

「これはルールで決まっているから出来ません。」とか、

「そのアイデアはとても良いのですがルール違反になります。」とか。

出来ない言い訳や、やりたく無い言い訳に使われてしまいます。

ルールは明文化する。
ルールは常に見直す。