現在のスターバックスの姿を創ったのはハワード・シュルツ氏。イタリアを出張中にエスプレッソカフェに立ち寄り、それをヒントに卸会社だったスターバックスを買収してカフェにした。
順調に成長し、2000年にCEOを辞任して後任に譲ったが、その後無謀な出店計画と人材不足に次ぐクオリティの低下で業績が悪化。
シュルツ氏は2008年に再びCEOに戻り、原点回帰して会社を再構築する。この本はそのスターバックス再生の自伝的な物語。なかなか面白かった。後任をどのように更迭したのか。600店の閉鎖、12000人のリストラをどう進めたのか。シュルツ氏のスターバックスへの想いが語られている。
下記は読中のメモ。
◼︎7つの大きな取組み
1)コーヒーの権威としての地位を揺るぎないものにする
2)パートナー(社員:スターバックスでは社員をパートナーと呼ぶ)との絆を確立し、彼らに刺激を与える
3)お客様との心の絆を取り戻す
4)海外市場でのシェアを拡大する
5)コーヒー豆の倫理的調達や環境保全活動に率先して取り組む
6)スターバックスのコーヒーにふさわしい創造性に富んだ成長を達成するための基盤をつくる
7)持続可能な経済モデルを提供する
◼︎コンセプトを明確にする
「サードプレイス」
◼︎コーヒーの権威としての地位を揺るぎないものに 早くする
・パイクプレイス・ロースト
・マストレーナ(エスプレッソマシン)
・クローバー・コーヒーマシン
◼︎お客様との心の絆を取り戻す
・ロイヤルティプログラム
・マイ・スターバックス・アイデア
・ソーシャルメディア
◼︎シュルツの言葉
「創業者には独特の視点がある」
「商人が成功するかどうかは、物語をいかに語ることができるかにかかっている」
「商人はありふれたものに感情と意味を吹き込み、その物語を何度も何度も語るもの」
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