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タイトルが刺激的なので読みました。古今東西さまざまなビジネス理論や事例検証があるけれど、現場に行き、観察し、感じて、仲間を信じてオープンに情報共有し、会話をして、議論し、ブレストして、自分たちで道を拓いて行く事が、コンサル任せにするより重要だという話。

本から抜粋すると

「ビジネスは「人」である。」

「定説を鵜呑みにせず、自分たちのやろうとしていることがどんな結果をもたらすか、しっかり考えること」


以下は読後メモ。ネタバレなので読みたい人はご注意。


「ビジネスは数字では管理できない」

ビジネス理論は流行りのダイエットと同じ。そうだね。役に立たない経営理論に頼るのはやめて、みんなで腹を割って話し合うことが大事。当たり前なのに忘れがち。


「将来を予測するのは難しい」

どんなに優秀な人が書いたビジネス書でも事例に出てくる企業の半数は業績がふるわなくなっている。これは当たり。時代は急速に変わっていく。


「戦略計画自体にはほとんど価値はない。計画を立てる過程にこそ価値がある」

しかし多くの企業は、コンサルタントにそれをやらせるため、プロジェクトが完了すると蓄積された知識もコンサルタントと共に出て行く。自分たちで頭を使って考えることが大事。


「現場!」

経営者は現場からの情報収集をしなければならない。あらゆる情報を全社で共有しなければならない。大きなチャンスを見逃さないように従業員も十分な情報を知っておく必要がある。


「データ(ツール)よりも付箋(ブレスト)」

机上でデータ分析をするよりも現場の声を聞き、皆んなで協力して創造的なやり方で頭を使った方が良いアイデアが生まれる。


「数値目標に振り回されるな」

指標は車のダッシュボードと同じ。ダッシュボードだけを見て道路を見なければ衝突する。だからBIはうまくいかないのかな。


「業績管理よりコミュニケーション」

業績管理システムの記入に時間を使うより、1対1ミーティングを頻繁に行ってレビューやフィードバックに時間を使ったほうが良い。本当に業績管理システムの評価用の書き込みはもっと減らしてシンプルにすべきだと思う。



【あるあるネタ】

部門同士が連携をとらずバラバラに仕事をしていると、お互いに相手の部門がやっていることがめちゃくちゃに思え、駆け引きや腹の探り合いが始まり、不信感が高まって、何の価値も生まれない。

コンセプトが未完成なうちに関係者全員に見てもらえれば、ダメな案は早い段階で修正できるのに、バカだと思われたくないので、コンセプトが完璧になるまで他部門の人にはあまり話そうとしない。

業績管理システムで管理しなくてもマネジャーも部下も会社の目標達成に向けて努力するはずだ、と信頼できない会社は大きな問題を抱えている。