simonsinek
挨拶状を送った方からメッセージをいただいている。面会のお約束ももらえたり。ネットワークの重要さを再認識。

今日は午後一は青山で打ち合わせ。4時からはメンバーズ主催の有料セミナー「That's Engagement どうやったら顧客とエンゲージできるのか?欧米事例をベースに学びます」へ。エンゲージメントファーストの原裕さん、サンフランシスコから来日したJaM Japan Marketing LLCの大柴ひさみさん、インフォバーン京都の井登友一さん、そして北欧流デザインシンキングで次世代リーダー教育をしている株式会社レアの大本綾さんとデンマークから来日したbespokeのお二人。非常に濃厚なセミナーであり、これからのマーケティング、企業のあり方を考える機会となった。

原さんはSimon Sinek のTEDの動画から、Whyを起点にする事の重要性を説明した。私もこのWhyを日本の企業はもっと明確にしなければダメだと思う。ミッション・ビジョン・コアバリューというが、大手企業でもきちんとわかりやすく作っているところは残念ながら少ない。もうWhat:スペックや、How:付加価値でモノが売れる時代ではない。消費者はWhyに共感して買う時代だ。

大柴さんのアメリカレポートはいつも刺激的だ。今回はミレニアム世代の話が中心。この世代はまさにモノよりコト。体験重視。ソーシャルメディアで体験は瞬時に共有できる。またフェイクニュースに嫌気がさしている。だから企業には「正直さと本物であること」が求められている。顧客体験(CX)が重視され、アメリカではCXO - Chief Experiment Officerという役職もできている。

井登さんはUX志向の商品開発、イノベーションを説明した。アラモレンタカーの事例から、企業から見える顧客体験の外側に注目すべき顧客体験があると説く。社内にいるとわからない。顧客に聴いても、顧客の声は氷山の一角でしかない。

デンマークは幸福度が世界で一番。労働時間も短い。しかしGNPも日本より高い。そこには北欧流のデザインシンキングがあると言う。IKEAに代表されるように、北欧のデザインはシンプルで美しい。そのデザイナーの思考プロセスを明文化して、さまざまな課題解決に応用していこうというのがデザインシンキングか。顧客を観察することでインタビューでは見えてこない氷山の海の下の顧客ニーズを探し出していく。少し学んでみたい。

●サイモン・シネック:優れたリーダーはどうやって行動を促すか?
https://www.ted.com/talks/simon_sinek_how_great_leaders_inspire_action

●【世界一幸せな国】世界ランキングに見る、デンマークの驚くべき「20の真実」
http://epmk.net/ranking/