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池袋の東京芸術劇場リハーサルルームで開催された「リズムでサーバントリーダーシップ」体験セミナーに参加した。ドラムサークルを企業研修に導入しているビートオブサクセスと、NPO法人日本サーバントリーダーシップ協会との共催。

サーバントリーダーシップは、アメリカのロバート・グリーンリーフ博士が提唱したリーダーシップ哲学で、「リーダーはまず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」という考え方に基づくもの。ドラムサークルは、参加者が輪になって、即興的につくりあげる打楽器、パーカッションのアンサンブル。ファシリテーターと呼ばれるガイド役が演奏をリードしていく。このファシリテーションがサーバントリーダーシップに通じるところがある。

ドラムサークルにはいつも参加しているので自分は慣れたものだが、今回は企業の人事の方など初めてドラムサークルに参加する人が多く、最初はかなり戸惑ったようだ。ドラムサークルはたたき方を指導しない。好きなように自由にたたいてよい。ただそれではバラバラになってしまうので、リズムをリードするベースドラムがいる。ベースドラムにあわせることでリズムがキープされる。ファシリテーターは参加者の様子を観察しながら、テンポアップしたり、音量を変えたりして飽きないようにリードしていく。

途中皆がたたいている時にわざとベースドラムを止めた。すると支えている音が無くなるので、皆不安になってくる。少しずつビートがズレてくる。このベースドラムもリーダーシップの要素だ。

このようにドラムサークルは、頭ではなく身体でリーダーシップやチームワークを体感する。こうした体験型の研修は座学中心の研修とは違う成果をもたらすものと痛感する。最初は戸惑っていた初体験の参加者も最後の振り返りの感想では、満足感と癒やしを感じたと述べていた。

私はこのドラムサークルによるチームビルディングを推進したいと考えている。さっそく7月は芝浦工大で開催される「音楽によるチームビルディングワークショップ」のお手伝いをする。

音楽によるチームビルディングワークショップ

http://edudvp.shibaura-it.ac.jp/◆【申し込み受付中】音楽によるチームビルディ/

2018/06/15