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冒険起業家植田紘栄志(うえだひさし)さんの自社出版書「ゾウのウンチが世界を変える。」を読んだ。


2018年9月に丸の内プラチナ大学で植田さんの講義を聞き、破天荒な人生とバイタリティに圧倒された。その時本人から紹介されたのがこの本だ。当時はまだ束見本だった。


植田さんは東日本大震災をきっかけに、東京から広島県芸北町へ移住した。田舎は発信しなければならないと言う。Youtubeや地元のテレビで発信していたが、さらに書籍で発信したいと考えて、自ら出版社を作ってしまった。その第1号が植田さん自身の著作になるこの本だ。


この本にはノンフィクションとは思えない波乱万丈な、まさに冒険起業家としての手に汗握る半生が描かれている。


学歴社会を脱してオーストリアに渡る。

偶然都内で道を聞かれたスリランカ人に1万円を貸した縁で激しい内戦の国スリランカに行く。

助成金獲得の騒動に振り回されながらも、有り金をつぎ込んでスリランカにペットボトルリサイクル工事を作る。

赤字続きの中、工場に闖入したゾウの縁で、ゾウの糞の再生紙の生産ラインを残りの資金を全て作る。

スリランカでの事業を兄弟のように一緒に進めてきた友人を亡くす。

東日本大震災を機に東京からひろしまの芸北町に移住する。


まるで映画を観ているようだった。植田さんはインディ・ジョーンズが大好きで、いつもハリソン・フォードが被っているインディ・ジョーンズ・ハットをトレードマークのようにかぶっている。(植田さんの会社のサイトではインディ・グッズを売っている。


この本からのメッセージは

「あまり深く考えずに、まずは何でもさっさとやってみる」

「自分の直感を信じる」

「飯のために働くとクソして流したら、またゼロだ」

だ。


自分も自分を信じて、あれこれ考えあぐんでいないで、やりたいことを実行していきたいと思った。元気の出る、やる気の出る本だ。