佐々木常夫さんのセミナーが3x3 LabFutureで開催された。
佐々木さんは1944年、秋田生まれ。6歳の時に父を失った。東大経済学部に入り、東レに入社。経営企画を中心に3人の社長に使えて経営支援するも、しばしば問題を起こす自閉症の長男の世話、肝臓病とうつ病を患って入退院を繰り返し、自殺未遂までした妻を抱え多難な家庭生活の中で、同期トップで取締役となり、2003年より東レ経営研究所社長となった。
苦しい生活でも、根っからの楽観主義者で「いつかは必ず良い日が来る」と信じてして、タイムマネジメントを徹底して、工夫した。そのノウハウは5冊の著作に書かれている。
私が佐々木さんを知ったのも、佐々木さんの本を読んで感銘を受けたからだ。前職では佐々木さんの本に書かれていたハウツーをマネジメントに活かした。
今回出された新作「人生は理不尽」は、ビジネス書ではなく、人生100年時代を生きる人々の不安を軽減するために書かれた。今日の講演はその本に沿って、晩年の生き方のさまざまなヒントを話された。とても良い話だった。来てよかった。いくつかメモから抜粋する。
死ぬまで楽しく働こう。
働くことに勝る生き甲斐はない。
小さな目標を立てよう。
地域活動で一目おかれる人になろう。
同窓会で昔の自分に会いに行こう。
対人関係=横のつながり、リスペクトすることが大切。
もう義理は積極的に欠いてよいが、信頼は欠かさない。
お金の不安におびえない。
健康管理に謙虚になる。
大事なモノを残すために、不要な物を捨てる。
未来を見つめる力のある人は、老いぼれない。
2019/04/09
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