楽器業界には2つの大きなトレードショーがある。1つはアメリカロサンゼルスで開催されるNAMMショー、もう一つはドイツフランクフルトで開催されるムジークメッセである。
昨年4月のムジークメッセはコロナウィルスのために中止となった。今年1月のNAMMショーはオンラインでの開催である。
楽器業界ではトレードショーに向けて新商品の開発をし、トレードショーでディーラーに発表して、注文をとる。トレードショーなので一般への公開は限定的である。しかし会場には多くの人が溢れ、世界には楽器メーカーがこんなにあるのかと驚かされる。また様々なミュージシャンが会場を歩いている姿に出会う。ショーでは様々な楽器に触れることができるし、デモンストレーションのイベントも各所で行われていて楽しい。あの広い会場を歩きまわる楽しみが、オンラインではやはり味わうことができない。
アメリカのパーカッションメーカーのREMO社は、NAMMショーの期間中の夜に、野外でドラムサークルを開催する。このドラムサークルは圧巻だ。様々な国の人々が並べられたREMOのドラムを持って叩く。私が参加した時は、ドラムサークルの父といわれるアーサー・ハルさんがファシリテーションをした。タイコのリズムが怒涛のように会場に流れる。これはオンラインでは絶対体験できない。
ファシリテーターのアーサー・ハル氏
写真は2017年1月のNAMMショー
2021/01/20
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