DXがもてはやされているが、私にとってはDXといえば、FM音源のシンセサイザーである。
それはさておき、最近世に言うDXとはデジタルトランスフォーメーションである。
知ってるよ! って、じゃあどう言うこと? と問われると、モゴモゴとなってしまう。
Google先生に聞くと、経済産業省(以下、経産省)が発表した「DX推進ガイドライン」を読みなさいとおっしゃる。
「あらゆる産業において、新たなデジタル技術を利用してこれまでにないビジネスモデルを展開する新規参入者が登場し、ゲームチェンジが起きつつある」
ゲームチェンジ!
「こうした中で、各企業は、 競争力維持・強化のために、デジタルトランスフォーメーション(DX:Digital Transformation)をスピーディーに進めていくことが求められている」
デジタルトランスフォーメーション!
「今後、DX を実現していく上では、デジタル技術を活用してビジネスをどのように変革するかについての経営戦略や経営者による強いコミットメント、それを実行する上でのマインドセットの変革を含めた企業組織内の仕組みや体制の構築等が不可欠である」
コミットメント!
マインドセット!
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」
が定義だそうだ。
わかります?
先日モニターさせていただいた日経ビジネススクールで、DXの講座を拝聴して、ヒントを得た。
これから何が変わるか?(ゲームチェンジ)
ひとつは再生可能エネルギー(自然エネルギー)のコストが大きく下がり、「エネルギーがタダになる」
二つ目は「ロボットはプログラムからAIにより自ら学習して動くようになる」
例えば製造は、従来のすり合わせ技術が不要になる。生産ロボットはすり合わせ技術を元にしたプログラムで動いていたが、テスラでは眼のついたロボットが機械学習で作業を覚えて車の生産をしている。
テスラの車は頻繁にアップデートされる。自動運転もプログラミングではなく機械学習でほぼ可能になっている。
「未来は確実に変わる」
だからDXなのだと。経営者は「ビジョンを示すことが大切に」なるのだと。
経営スタイルを野球型からサッカー型へ変えろと例える。
野球は、試合中にメンバーのポジションは変わらず、それぞれの役割は決まっている。監督がトップダウンで、全体の指揮をする。
それに対して、サッカーは厳密にはメンバーのポジションは決まっていない。各人が状況を把握しながら、自分の判断で動く。監督は細かい指示はできない。方針を示してメンバーを鼓舞する。
プロダクトポートフォリオというのがある。
【問題児:problem child】
【花形:star】
【金の成る木:cash cow】
【負け犬:dog】
に分けて考え、投資対象を決めていく。