発想するリーダー宣言!

リーダーシップ、ライフハック(仕事術)、Webマーケティングをつづるkurakakeyaのライフログ

カテゴリ : 書評

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20年ほど前に、会社の調律師の学校で調律を少しだけ習ったことがあります。ピッチの調整だけでしたが、チューニングハンマーがなかなか止まらない。うまくあっても弾いているとすぐにずれてしまう。ピアノの調律師には尊敬の念が耐えません。そんなピアノ調律師のお話です。

北海道の山奥で育った主人公が、学校のピアノの調律に立ち会って、調律師になりたいと思う。本土の調律師の学校で勉強して、北海道の楽器店で調律師になる。新米調律師としての日々の葛藤が淡々と描かれている。とても静かで美しい文章です。一途で純粋でブレずに夢を探しながら生きていく青年。自分の若かりし頃を振り返って、そんなことが自分にはあっただろうかと思いました。

タイトルの羊と鋼の森がピアノの事である事は本を読むまでは気がつきませんでした。羊はハンマーのフェルト、鋼は弦、森は林立するチューニングピンからのピアノの象徴。2018年には映画化されるそうです。主人公役は山崎賢人さん。ぴったりだと思います。

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出口さんにお会いしたのはループスの主催するセミナーでした。ライフネット生命社長としての出口さんのお話はとても明快で、ビジネスの成功に重要なのは、数字、ファクト(事実)、ロジック(論理)だというのが心に響きました。出口さんは活字中毒者で1万冊以上の本を読んでいると言います。この本で勧められる本は私はまったく読んでいません。自分の若かりしころを振り返ると本当に情けない気持ちになります。どうして本を読まなかったのでしょう。なんて損をしてしまったのでしょう。

自分は子供のころは本が嫌いでした。親が少年少女文学全集を買ってくれました。その本は名作に溢れていましたが、厚いのが嫌でした。ほとんど読まず、本好きの父が読んでいました。私は押し花作りの重しに使っていました。

本を読むようになったのは、40を過ぎて東京に転勤になってからです。電車での通勤時間が1時間以上あり、暇つぶしに読み始めたのです。ちょうど管理職になって部下を持ち、新規事業の担当になったこともあって、ビジネス書を読み始めました。

出口さんはビジネス書を読むより、古典や歴史、小説を読んで人間を知る方が役に立つといっています。古典を読んで自分で考えることを学ぶ。教養のない人は自分の頭で考えられない。考えられない人は他人に支配されてしまうというのです。古典は岩波文庫から選ぶと良いと。そういえば高校の国語の先生も、夏休みに岩波文庫を読みなさいと強く勧めらました。けれど結局読みませんでした。

出口さんは何をするにも遅すぎることはけっしてないと言います。今からでも間に合うでしょうか。本をたくさん読んでみたいと思います。

以下、気になった点をメモ。

「ひとつでも新しいことを知りたいと思う気持ちが教養。」

「人から学ぶ、本から学ぶ、旅から学ぶ。」

「花には薫り、本には毒を。毒の強い本は記憶に残る。」

「まとまった知識は本から。直近の情報は新聞から。百科事典がわりにネットを使う。」

「新しいことを学ぶときには、7〜8冊読む。読むときは分厚い本から読むと輪郭がつかめる。最後に薄い入門書を読んで体系化する。本で読んだら実際に体験してみる。」

「合わない本は無理には読まない。」

「インプットした情報は言語化して、アウトプットすることで初めて整理して身につく」本を読んだら書評を書きましょう。

「書いた文章は声に出して読むと、客観的に見直すことができて、よりよく整理できる」

「今のあなたが残りの人生で一番若い。」

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私も散歩が好き。歩きながらアイデアを思いつくこともたびたびあります。

散歩をすることの効用だけで一冊の本にしてしまう齋藤さんの博識と文章力には感嘆します。

歩く事は生きること。生きることは健康であること。健康でいることが仕事。つまり歩く事が楽しい仕事になる。

歩くというのは人間の基本。

齋藤さんが勧める東洋式の歩き方を実践してみます。


以下メモ

・良い発想を得るには外を歩くこと。

・重心を低くした東洋式の歩き方が日本人にはむいている。

・歩きながら声に出して詩や歌を吟じると良い。

・海馬がシータ波を出すのは歩いている時。シータ波が出ると良いアイデアが生まれる。

・手帳を持ち歩いてメモを取る。

・歩きながら会話するとポジティブな話になる。

・思い出の街を歩くのはエネルギー源となる。


■東洋式の歩き方

1.臍下丹田を身体の中心とイメージして重心をそこに置く

2.そこから竹の筒が前に水平に伸びていて引っ張られるようにイメージする

3.膝を伸ばし切らないですり足気味に、重心を低くすることを意識する

4.上半身には力が入らないように、手は意識して振らない

5.目線は10メートル先の地面を見る

6.口をすぼめてゆっくり息を口から吐く。息は自然に鼻から吸う。

NHK FMラジオを聞いていたら、小林さんが出演されていた。自律神経の権威と紹介され、3行日記というキーワードが出て、あっ、この人の本を読んだぞと思って、このブログを見たが、書評は書いていない。

自分のメディアマーカーに書いてあった。改めてここに、その読後メモを記載します。

自分は自律神経のバランスを崩し調子が悪くなることが多いので、もう一度チェック。

自律神経を整える 「あきらめる」健康法
小林 弘幸 / 角川書店 (2013-08-29) / 843円 / 72 users

・明らめるということ
あきらめると精神的な安定を得られる。何が起きたのかを明らかにして、くよくよ考えず、きれいさっぱりあきらめて、未来へ向かって歩き出す。無駄な想像をあきらめる。人のせいにしない。ネガティヴな感情は自律神経のバランスを乱す。「莫妄想(まくもうぞう)妄想をかたっぱしから消す。

・副交感神経のバランス
男は30歳、女は40歳から副交感神経のレベルががくっと下がる。それが平均寿命の差。アスリートの引退の時期。

・朝の過ごし方
朝はあわてて過ごさない。副交感神経は夜眠っている間に高くなるが、朝、目覚めると交感神経が高まってくる。朝あわただしく動き回ると副交感神経が一気に低下して、夜になっても回復しにくくなる。

・適度な運動
ジョギングは運動量が大きいため、呼吸が浅くなり、副交感神経を下げる。ウオーキングの方が健康効果は高い。つらいときはスキップする。

・片づけをする
片づけ習慣を持つと自律神経は安定する。片付けが好きな自分にはぴったりかもしれない。うれしい。

・明らかにする
ストレスを10個書き出して、4段階のレベルをつけて明らかにする。自分がいまこだわっていること、心にひっかかっていることを書き出してあきらめリストをつくる。その時は丁寧に手書きで文字を書くと、自律神経が安定する。

・日記をつける
状況を冷静に把握するために日記をつける。
,修瞭一番失敗したこと
△修瞭一番感動したこと
L斉の目標
失敗したことはきれいさっぱりあきらめ、感動したことで元気づけ、目標をたてるとゴールが明確になり不安が消えて心の余裕ができて、自律神経が安定する。

・ゆっくり動く
ゆっくり動くことで、呼吸が安定し、自律神経が安定して、血流が良くなり、心も体もいきいきと健康になる。
空を見上げるだけで体の状況は瞬時に変わる。季節や天気、自然を感じることはか副交感神経を上げる。

・呼吸
1対2の呼吸で自律神経を整える。3~4秒でゆっくり鼻から吸って、6~8で口をすぼめてゆっくり吐いていく。
ため息をつくと副交感神経が上がる。ため息はすばらしい自浄作用。

・笑顔
笑顔が副交感神経を上げる。

シンプルなことばかり、これで自律神経のバランスが整うならば、実践していこう。

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この本はヤバイ。

日立製作所中央研究所の矢野和男さんがウエアラブルセンサを開発し、それをつけて人間の行動データを収集して分析したら、驚くべき事実が検証された。

人間の活動は、熱力学の法則に当てはまり、ボルツマン分布(矢野さんはU分布と名付けた。UはユニバーサルのU)になっている。

人間の行動は右肩下りのU分布に従うため、思い通りに行動することはできない。

つまり、U分布に従った活動しかできないから、それに反したTODOリストは、守ることができない。


2つ目は幸福について。

人の幸福は、50%は生まれつきに決まり、金持ちだとかの環境はわずか10%。残りの40%は活発な身体活動によって得られる。何か新しい活動をすることが幸福感を生むというのだ。そらもウェアラブルセンサーのデータと、幸福度を聞くアンケートから実証された。つまり幸せは加速度センサーで測定できるのだ。

幸せは伝播する。幸せな人は仕事ができる。コールセンターの受注率をアップするために効果的だったのは、活発な休憩時間をつくることだった。活発に会話できるように同世代の4人のチームで休憩を同時に取るようにしたら、休憩中の活発度が10%以上向上し、その結果受注率がなんと13%も向上した。

会話があり、活気のある職場が仕事の効率をあげる。職場の会話を削ぐようなIT化はかえって仕事効率を下げるのだ。


3番目は「運」について。

運は、横つながりの多いソーシャルグラフ(人脈)で決まる。到達度が高い人は運が良い。運を引き寄せるのは人と人のつながりなのだ。

他にも、「人間の行動は続けるほど止められなくなる。」「1/Tの法則に従う。」とか、ウェアラブルセンサーのデータから実証されたことが書かれている。


こうしたデータの分析は、日立の人工知能であるHシステムのおかげで実現できた。人工知能についても、人の仕事を奪うものではなく、人工知能によって人はヒューマン3.0の時代に入っていくと説く。

人工知能にできない仕事は、問題の設定、目的が定量化できない問題の解決、結果に対する責任。それは、人が担う仕事なのだ。

この本はヤバイ。

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タイトルが刺激的なので読みました。古今東西さまざまなビジネス理論や事例検証があるけれど、現場に行き、観察し、感じて、仲間を信じてオープンに情報共有し、会話をして、議論し、ブレストして、自分たちで道を拓いて行く事が、コンサル任せにするより重要だという話。

本から抜粋すると

「ビジネスは「人」である。」

「定説を鵜呑みにせず、自分たちのやろうとしていることがどんな結果をもたらすか、しっかり考えること」


以下は読後メモ。ネタバレなので読みたい人はご注意。


「ビジネスは数字では管理できない」

ビジネス理論は流行りのダイエットと同じ。そうだね。役に立たない経営理論に頼るのはやめて、みんなで腹を割って話し合うことが大事。当たり前なのに忘れがち。


「将来を予測するのは難しい」

どんなに優秀な人が書いたビジネス書でも事例に出てくる企業の半数は業績がふるわなくなっている。これは当たり。時代は急速に変わっていく。


「戦略計画自体にはほとんど価値はない。計画を立てる過程にこそ価値がある」

しかし多くの企業は、コンサルタントにそれをやらせるため、プロジェクトが完了すると蓄積された知識もコンサルタントと共に出て行く。自分たちで頭を使って考えることが大事。


「現場!」

経営者は現場からの情報収集をしなければならない。あらゆる情報を全社で共有しなければならない。大きなチャンスを見逃さないように従業員も十分な情報を知っておく必要がある。


「データ(ツール)よりも付箋(ブレスト)」

机上でデータ分析をするよりも現場の声を聞き、皆んなで協力して創造的なやり方で頭を使った方が良いアイデアが生まれる。


「数値目標に振り回されるな」

指標は車のダッシュボードと同じ。ダッシュボードだけを見て道路を見なければ衝突する。だからBIはうまくいかないのかな。


「業績管理よりコミュニケーション」

業績管理システムの記入に時間を使うより、1対1ミーティングを頻繁に行ってレビューやフィードバックに時間を使ったほうが良い。本当に業績管理システムの評価用の書き込みはもっと減らしてシンプルにすべきだと思う。



【あるあるネタ】

部門同士が連携をとらずバラバラに仕事をしていると、お互いに相手の部門がやっていることがめちゃくちゃに思え、駆け引きや腹の探り合いが始まり、不信感が高まって、何の価値も生まれない。

コンセプトが未完成なうちに関係者全員に見てもらえれば、ダメな案は早い段階で修正できるのに、バカだと思われたくないので、コンセプトが完璧になるまで他部門の人にはあまり話そうとしない。

業績管理システムで管理しなくてもマネジャーも部下も会社の目標達成に向けて努力するはずだ、と信頼できない会社は大きな問題を抱えている。

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現在のスターバックスの姿を創ったのはハワード・シュルツ氏。イタリアを出張中にエスプレッソカフェに立ち寄り、それをヒントに卸会社だったスターバックスを買収してカフェにした。

順調に成長し、2000年にCEOを辞任して後任に譲ったが、その後無謀な出店計画と人材不足に次ぐクオリティの低下で業績が悪化。

シュルツ氏は2008年に再びCEOに戻り、原点回帰して会社を再構築する。この本はそのスターバックス再生の自伝的な物語。なかなか面白かった。後任をどのように更迭したのか。600店の閉鎖、12000人のリストラをどう進めたのか。シュルツ氏のスターバックスへの想いが語られている。

下記は読中のメモ。

◼︎7つの大きな取組み

1)コーヒーの権威としての地位を揺るぎないものにする
2)パートナー(社員:スターバックスでは社員をパートナーと呼ぶ)との絆を確立し、彼らに刺激を与える
3)お客様との心の絆を取り戻す
4)海外市場でのシェアを拡大する
5)コーヒー豆の倫理的調達や環境保全活動に率先して取り組む
6)スターバックスのコーヒーにふさわしい創造性に富んだ成長を達成するための基盤をつくる
7)持続可能な経済モデルを提供する

◼︎コンセプトを明確にする

サードプレイス

◼︎コーヒーの権威としての地位を揺るぎないものに 早くする

パイクプレイス・ロースト
・マストレーナ(エスプレッソマシン)
クローバー・コーヒーマシン

◼︎お客様との心の絆を取り戻す

・ロイヤルティプログラム
マイ・スターバックス・アイデア
・ソーシャルメディア

◼︎シュルツの言葉

「創業者には独特の視点がある」
「商人が成功するかどうかは、物語をいかに語ることができるかにかかっている」
「商人はありふれたものに感情と意味を吹き込み、その物語を何度も何度も語るもの

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2歳年上の藤原さんの50代からの人生論。

1)人生のエネルギーカーブを描いてみて、今までの浮き沈みを把握してみる

なるほど。

2)フランス人のように、正解主義をやめて自分なりの幸福論をつくる

フランス人は自分の考えで生きているからね。50になったら自分の思うがままに生きることだ。

3)身体のシグナルは価値観の転換期と知る

体調を崩した時は身体からの発信。藤原さんはメニエール病になっていた。

4)自分で本を出し、講演できるスキルを身につける

講演は機会をいただいたので、今度は本を出したいなあ。

5)コミュニティをシフトする

藤原さんのいう所の「地域本部」に参加すること。会社のコミュニティから地元のコミュニティへ。

6)夫婦で地元のいいお店探しをする

二人で呑みに行くのか。照れるなぁ。

7)テレビ、クルマ、家、生命保険を見直す

僕らの世代はどっぷりつかっているからね。生命保険はファイナンシャルプランナーに有料相談してアドバイスをもらった。

8)いざというときの疎開先を見つけておく

日本中どこへ行っても災害の心配はある。いざという時に退避できる場所があるといいわけだ。

9)インターネット上にも居場所を作る

これは作りました。

10)身体を動かし体の資産づくりをする

億劫がらずに運動しないとね。

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