発想するリーダー宣言!

リーダーシップ、ライフハック(仕事術)、Webマーケティングをつづるkurakakeyaのライフログ

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2008年4月21日(月)に東京丸の内のサピアホールで開催された日経ネットマーケティング誌主催の「SNSマーケティング2.0」セミナーに参加しました。豪華の講演陣のため会場は超満員でした。

基調講演をJaM Japan Marketing代表大柴ひさみさんが行い、ディー・エヌ・エー代表取締役社長南場智子さん、マイスペース代表取締役大蘿淳司さんがそれぞれのサービスを紹介、グーグル代表取締役社長村上憲郎さん、ミクシィ代表取締役社長笠原建治さんがパネルディスカッションをするという、今を時めくIT業界の雄が一堂に会したセミナーでした。

南場さんにはずいぶん前にお会いしたことがあるのですが、今では携帯に注力してすばらしい事業展開をされています。1日6億ページビューとか、サポート要員が300人以上とか、信じられないような数字をお聞きして、さすがによく考えられてサービスをされているなあと感心させられました。

マイスペースは日本ではなかなか伸びていませんね。なんでもできるというところが、日本人には、敷居が高いのだと思います。

村上さんと笠原さんのディスカッションは、村上さんが親子対談だとおっしゃっていましたが、お互いに遠慮していたのでしょうか、ちょっとお話に盛り上がりがありませんでした。Open Socialの考え方はこれからの方向を示唆しています。YouTubeにさっそく、mixiとの連携ボタンが入ったりして、サービスごとの囲い込みからモジュール提供、マッシュアップの世界にWebのサービスはどんどん変化していくことでしょう。

さて、その中で印象が強かったのは、基調講演をされた大柴ひさみさんのお話でした。
社内用のレポートに次のように書きました。


■ 基調講演「米国WOMマーケティング最新事情」JaM Japan Marketing代表 大柴ひさみさん
ObamaがFacebookのCo-founderであるChris Hughesをオンラインオーガナイザーにして、SNSやYouTubeなどを活用してWebでGenerationYをターゲットにしたキャンペーンを実施している事例から始まった。まさに、米国でのWOMマーケティングの最高事例である。

米国のSNSでは、MySpaceが一人がち(シェア72%)しかし2位のFacebookが急伸中(シェア16%:2007年12月)2011年にはオンライン成人人口の49%が利用すると予測されている。SNSではユーザープロファイルのポータブル化、Widgetのオープンプラットフォーム化、ニッチなSNS、イノベーションの場(API)が新たなトレンドになっている。

「消費者ひとりひとりが互いにマーケティングしあう時代」になり、SNSやCGMが重要なツプロモーションツールになってきている。AppleやJ.C.Pennyの先進事例を紹介。ポイントは、企業みずからが自分たちがユーザーになって、ユーザー目線でSNSやCGMを観察すること。

2.0 is really about People!」と閉め、まさにマーケティングが人中心になってきて主客逆転したことを強調した。


●JaM Japan Marketing(大柴ひさみさんの会社)
http://www.jamjapan.com/jp/

●大柴ひさみさんのブログ
http://www.hisami.com/

●Obamaに関する大柴さんの記事(日経BP)
オバマ候補の選挙戦に見るソーシャルメディアの役割
http://business.nikkeibp.co.jp/article/nmg/20080305/148952/?P=5

●Obama
http://www.barackobama.com/

●Yes We Can - Barack Obama Music Video
http://jp.youtube.com/watch?v=jjXyqcx-mYY

●MySpace
http://www.myspace.com/

●Facebook
http://www.facebook.com/

●AppleのUGC活用
http://jp.youtube.com/watch?v=Vauh3W3peBE&feature=related

●「BCN AWARD 2008」受賞社決定、富士通やニコンが初受賞、初音ミクにも栄冠
http://japan.cnet.com/review/news/story/0,3800080055,20364655,00.htm?tag=nl
→『ソフトウェア部門では、新世代のDTMソフト「初音ミク」を大ヒットさせたクリプトン・フューチャー・メディアが、ダントツで初受賞を果たした』ということです。商品は技術よりも企画力の時代を痛感します。

●IT重視の政府は「Web 2.0」を受け入れへ--米調査
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20364667,00.htm?tag=nl
→『2008年以降、Web 2.0の技術が政府のアプリケーション採用をめぐる決定で大きな影響力を持つようになると確信している』、具体的には『市民の参加や市民との対話を進めるとともに政府内のコミュニケーション効率化を促す手段として、ますますソーシャルネットワーキングやその他のWeb 2.0の新技術を採用する』と。企業サイトも、顧客との双方向コミュニケーションがもっとも重要になってくると思います。

●2007年は動画共有サイト利用者急増の1年だったとの調査結果
http://japan.internet.com/wmnews/20080111/11.html
→アメリカでもユーザーの48%が動画共有サイトを利用。その理由の1つは高速インターネット接続を利用する米国人が増加したから。54%が自宅でブロードバンドを利用。
もう1つの要因は利用可能な動画コンテンツの急増(YouTube)。

●カラオケSNS「うたスキ」、1年2カ月で会員数100万人突破
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20364686,00.htm?tag=nl
→『自分専用ページ「マイルーム」にプロフィールや好きな歌、過去にカラオケで歌った曲の履歴などを保存し、その情報をカラオケ店舗にある情報端末「キョクNAVI」やPC、携帯電話から利用できる』という連携が成功の鍵でしょう。『ユーザー自身がカラオケを歌っているシーンを撮影して投稿できる、動画投稿サイト「うたスキ宣伝部」もオープンしている』いろいろ出ますね。

●うたスキ
http://joysound.com/ex/index.htm?

●通話リッチの無料の合図 - SoftBank呼び出し音スタート
http://japan.cnet.com/blog/matsumura/2008/01/11/entry_25003977/?tag=nl
→『ケータイなんて通話よりもパケットじゃない?』私もそう思っていましたが、『そもそもの原因は通話料が高かったから』で、安くなればやはり通話の方がいいわけです。

●Googleエンジニア直伝! WebサイトをGoogle検索対象から外す方法とは
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/01/10/053/

●一味違うオンラインストレージ サービスを提供する DigitalBucket
http://japan.internet.com/busnews/20080111/12.html

●あのときあなたもそこにいた?を知ることができる「Were you there?」
http://japan.internet.com/busnews/20080115/7.html

●30代エンジニア832人で考察する今どき年収実態
http://japan.internet.com/column/career/20080115/8.html

●Silverlightで作るVistaガジェット「ギターチューナー」
http://japan.internet.com/developer/20080115/26.html

●MySpace、オンライン上での児童保護をさらに強化
http://japan.internet.com/wmnews/20080115/12.html

●ヤフー、Yahoo! 動画などに「行動ターゲティング インターネット CM」掲載開始
http://japan.internet.com/wmnews/20080115/5.html

●IBM、オープンな開発コミュニティ『Jazz.net』を発表
http://japan.internet.com/busnews/20080115/10.html

Web2.0マーケティングフェアのセミナーでSNS(ソーシャルネットワーキング)導入事例を話して欲しいということで話しました。なんと100人近い人に来ていただきました。風邪でのどの調子が悪く聞きづらくて申し訳なく思います。セミナー会場は展示会会場とは離れた東京ファッションタウンビルの9階でしたが、主催のリードジャパンの集客力はすばらしいです。

お客さまとの新しい関係づくりをテーマに2000年にスタートしたコミュニティ「プレイヤーズ王国」の企画の背景、運営の実際などを話し、Web2.0マーケティングということで注目されているSNS導入の経緯とその成果などを説明しました。幸い好評だったようで、質疑応答も多く、また講演後もたくさんの方と名刺交換させていただきました。

口コミマーケティングだとか、ビジネスブログだとか、CGMの活用だとか、昨今お客さまとのWebを使ったコミュニケーションが注目されています。しかしながらその運営はけっこう泥臭いし、効果測定も難しいものです。安易に広告代理店などの提案にはのらない方が良いと思います。コミュニティを運営するには、それなりのリソースの確保とリスクの認識が必要ですし、中途半端なものは受け入れられません。

今、遅ればせながら、トーマス・フリードマン氏の「フラット化する世界」を読み始めました。その中で世界をフラット化させた10の要因でもっとも破壊的に広がる力を秘めているのは「アップロード」だと書かれています。「人間はアップロードを好む」と。これは私も実感するところです。私がこうやってブログを更新するのもアップローディングの魅力を感じているからです。そして「アップローディングの経験からフィードバックが得られれば得られるほど大きな組織やヒエラルキー的な構造にその影響が及ぶ」と述べ、「この警告を忘れないように」と忠告しています。CGMを活用するということはそういう破壊力のリスクを認識しなければならないということですね。

●口コミマーケティングに欠かせない7つのテクニック
http://www.popxpop.com/archives/2006/11/7.html

●ビジネスブログ
http://www.businessblog.jp/

●プレイヤーズ王国
http://players.music-eclub.com/


企業主催のオンラインコミュニティを運営して6年になります。何回かセミナーなどでその経験談を話しました。また5月にも話すことになったので、先週末はその資料作りに四苦八苦していました。まとめとして、運営のポイントを次のようにしてみました。

1)運営の目的を明確にする


ブランディング?、販促?、アフターサービス?、集客?、ファン作り?、広告収入?

2)ROI指標を決める

運営には経費がけっこうかかります。目的に見合ったROI指標を決めて、目標値を定め、計測して、成果指標にしなければ、何でやっているのと突っ込まれます。

3)リソースを確保する

片手間では参加者は増えないのです。書き込みのレスや、ユーザーサポート、継続的なシステムメンテナンス、特集コンテンツやイベント、オフ会など集客の仕掛けが必要です。そのための人的、金銭的リソースの確保が必要です。

4)経営陣に支援者を確保する

本業がITでない企業にとっては経営陣になかなかコミュニティ運営の意味を理解してもらえません。少なくとも一人は経営陣の中に目的を理解して、積極的に支援してくれる人を作りましょう。大きな力になります。

5)エバンジェリストが運営する


コミュニティ運営は手間ひまがかかります。トラブルも起こります。参加者は熱くなります。下手をすれば炎上します。したがって運営者は、愛があって、面白がってできる人でないと成功しません。参加者の要望をつかんで地道に運営に反映していかなければ賑わいません。

6)終了時のやり方を決めておく


目的を達成すれば、あるいはROI指標が達成できなければ、コミュニティ運営を閉じる時が来ます。参加者の中には生きがいになっている人もいますので、どうやってトラブルなく閉鎖できるかを決めておいた方がよいです。代替え手段や移行先などをあらかじめ想定しておくとよいでしょう。やり方がまずいと、外部のコミュニティやブログなどで炎上して、その事実はネット上に消したくても消せぬまま汚点として残ることになります。

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